阪神牝馬ステークス 傾向と過去データ

阪神牝馬ステークス 傾向と過去データ

阪神牝馬S(GⅡ)は2026年4月11日(土)に阪神競馬場・芝1600mで行われます。この記事では過去10年のデータをもとに

  • どんな馬が好走しやすいのか
  • 狙うべきタイプ
  • 馬券にどう活かすか

を初心者の方にも分かりやすく解説します。

阪神牝馬S 開催情報

開催日 2026年4月11日(土)
格付け GⅡ
競馬場 阪神競馬場
距離 芝1600m
出走条件 4歳以上牝馬
負担重量 別定(55kg)
1着賞金 5500万円

過去データ(10年)

阪神牝馬Sはヴィクトリアマイルのステップレースに指定されており、2着以内に入るとヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。

  • テンハッピーローズ(2024年6着) → 2024年ヴィクトリアマイル1着
  • ジュールポレール(2018年5着) → 2018年ヴィクトリアマイル1着
  • アドマイヤリード(2017年2着) → 2017年ヴィクトリアマイル1着
  • ストレイトガール(2016年9着) → 2016年ヴィクトリアマイル1着

過去10年では阪神牝馬Sをステップにヴィクトリアマイルに出走した馬は(4-3-5-56)。出走数は断トツに多いものの、馬券圏内の半数近くを阪神牝馬S組が占めています。ただし上の4頭を見ても分かるように阪神牝馬S上位に入っている馬がヴィクトリアマイルでも好走している訳ではないのが難しい点です。

阪神牝馬S 注目データ

4歳は枠不問・5歳馬は内枠○・6歳馬は外枠○

枠順
着度数
勝率
連対率
複勝率
1枠 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
2枠 0-1-1-10 0.0% 8.3% 16.7%
3枠 1-0-2-11 7.1% 7.1% 21.4%
4枠 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
5枠 2-1-1-14 11.1% 16.7% 22.2%
6枠 0-0-3-17 0.0% 0.0% 15.0%
7枠 4-2-1-13 20.0% 30.0% 35.0%
8枠 0-3-0-17 0.0% 15.0% 15.0%

1枠・7枠の複勝率が40%前後と高くそれ以外の枠は20%前後と差があります。馬券の中心は4~5歳馬で6歳馬は出走数自体が多くありませんが、枠順×年齢で特徴があります。

まず4歳馬は1~4枠が(1-3-3-16)・5~8枠が(5-4-2-24)と外枠の勝率が高く、特に7枠から優勝しているのはすべて4歳馬です。次に5歳馬は1~4枠が(3-1-2-19)・5~8枠が(0-2-0-23)で4歳馬とは逆に内枠に好走馬が多く、6歳馬は1~4枠が(0-0-0-4)・5~8枠が(1-0-3-10)と今度は外枠に好走馬が多いのが特徴。

4歳馬は内枠からの好走も多いので枠は不問ですが「5歳馬は内枠・6歳馬は外枠」という傾向になっているので、小頭数ですが上位人気馬の枠順には注目です。

想定上位人気

  • エンブロイダリー(4歳/33.1秒)
  • カムニャック(4歳/33.4秒)
  • アスコリピチェーノ(5歳/32.7秒)
  • ラヴァンダ(5歳/32.4秒)
馬券への活かし方

想定ではGⅠ馬3頭が人気を分け合い少し離れてラヴァンダという形です。年齢と自身の最速上がり3Fタイムを記していますが、4歳馬2頭・5歳馬2頭なので枠順には注目です。

今回は逃げ馬不在の小頭数でスローペースが予想されますが、アスコリピチェーノやエンブロイダリーはダイワメジャー系らしく上がり最速で勝つというタイプではなくある程度の位置から抜け出すタイプ。カムニャックもアルテミスS・エルフィンSでは4着以下に敗れておりこちらも末脚勝負だと不安が残ります。

上位人気の中ではラヴァンダがスローのヨーイドン勝負なら分がありそうで、他にはカナテープも上がり32秒台を記録したことがあります。

4歳馬が中心、5歳以上は前走5着以内がやや優勢

年齢
着度数
勝率
連対率
複勝率
4歳 6-7-5-40 10.3% 22.4% 31.0%
5歳 3-3-2-42 6.0% 12.0% 16.0%
6歳 1-0-3-14 5.6% 5.6% 22.2%
7歳~ 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%

4歳馬の成績が良く、2021年からの5年間では3着内15頭中11頭を4歳馬が占めています。ただし4歳馬は前走2000m以上だと(0-3-1-8)と1着はなし。条件戦・オープン特別・GⅢで1400~1800mのレースを使ってきた馬が1着候補です。

5歳以上の馬は近年やや不振ですが、前走5着以内が(3-2-3-22)・6着以下が(1-1-2-40)でした。ちなみに6着以下で優勝したメイショウミモザは前走1200m、2着に入ったスカーレットカラーは前走2500mの有馬記念、3着の2頭も含め4頭全てが前走がマイル以外の距離でした。

5歳以上×前走5着以内

  • カピリナ
  • クランフォード
  • ラヴァンダ
馬券への活かし方

カピリナは前走ニューイヤーSでは57kgを背負いながら見事1着。クランフォードも一時の不振を脱し前走六甲Sでは2着に入っており2頭ともオッズ的にも旨味がありそうです。今回エンブロイダリー・カムニャック・アスコリピチェーノは57kgを背負い、いずれもここは本気で獲りにくるレースではないため一発の期待も。

斤量増になる馬は苦戦

斤量
着度数
勝率
連対率
複勝率
斤量増 1-2-1-29 3.0% 9.1% 12.1%
同斤量 4-5-3-40 7.7% 17.3% 23.1%
斤量減 5-3-6-33 10.6% 17.0% 29.8%

今回斤量増になる馬は複勝率が低く、2016年は前年のオークス・秋華賞を制したミッキークイーンが2着に敗れています。唯一斤量増で優勝したのは2023年のサウンドビバーチェ。前走洛陽Sで54kg・阪神牝馬Sでは55kgと前走軽かった斤量が戻ったという形での優勝でした。2019年のアマルフィコーストも前走京都牝馬Sで53kg→今回54kgに戻っただけなので、GⅠ・GⅡ勝ちの実績から斤量増になる馬は過信できません。

今回斤量増になる馬

  • アスコリピチェーノ(57kg)
  • エンブロイダリー(57kg)
  • カムニャック(57kg)
  • ビップデイジー(55kg)
馬券への活かし方

上位人気3頭がいずれもGⅠ勝ち実績から斤量57kgと厳しい斤量への斤量増となります。エンブロイダリー・カムニャックはどちらもこれまで55kgしか背負ったことがありません。アスコリピチェーノは海外ですがジャック・ル・マロワ賞で58.5kg(6着)、ヴィクトリアマイルで56kg、3歳時には京成杯AHで55.5kgを背負って勝っているので戦績からは重い斤量にも対応できそうです。

阪神芝1600m コースデータ

枠順成績

枠順着別度数勝率連対率複勝率
1枠8- 12- 17-145/1824.4%11.0%20.3%
2枠16- 13- 12-145/1868.6%15.6%22.0%
3枠17- 17- 19-149/2028.4%16.8%26.2%
4枠24- 14- 11-164/21311.3%17.8%23.0%
5枠19- 15- 18-164/2168.8%15.7%24.1%
6枠11- 23- 22-173/2294.8%14.8%24.5%
7枠17- 16- 20-220/2736.2%12.1%19.4%
8枠21- 24- 13-231/2897.3%15.6%20.1%

種牡馬成績

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率
キズナ11- 10- 5- 67/ 9311.8%22.6%28.0%
ロードカナロア10- 10- 10- 73/1039.7%19.4%29.1%
エピファネイア10- 9- 10- 76/1059.5%18.1%27.6%
モーリス9- 6- 12- 64/ 919.9%16.5%29.7%
ルーラーシップ6- 5- 3- 38/ 5211.5%21.2%26.9%
ブリックスアンドモルタル5- 4- 2- 26/ 3713.5%24.3%29.7%
ディープインパクト4- 5- 4- 27/ 4010.0%22.5%32.5%
シルバーステート4- 3- 2- 31/ 4010.0%17.5%22.5%
ハーツクライ4- 2- 2- 32/ 4010.0%15.0%20.0%
ドゥラメンテ4- 1- 0- 40/ 458.9%11.1%11.1%

母父成績

母父馬着別度数勝率連対率複勝率
ディープインパクト23- 15- 13-107/15814.6%24.1%32.3%
クロフネ5- 3- 5- 24/ 3713.5%21.6%35.1%
キングカメハメハ4- 6- 7- 67/ 844.8%11.9%20.2%
マンハッタンカフェ4- 2- 1- 40/ 478.5%12.8%14.9%
ゼンノロブロイ3- 4- 4- 28/ 397.7%17.9%28.2%
ハーツクライ3- 4- 2- 37/ 466.5%15.2%19.6%
ヴィクトワールピサ3- 3- 2- 15/ 2313.0%26.1%34.8%
サンデーサイレンス3- 2- 2- 18/ 2512.0%20.0%28.0%
ブライアンズタイム3- 1- 1- 14/ 1915.8%21.1%26.3%
Medaglia d'Oro3- 1- 0- 7/ 1127.3%36.4%36.4%

騎手成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率
岩田望来15-10-10-45/8018.8%31.3%43.8%
坂井瑠星11- 5- 6-42/6417.2%25.0%34.4%
武豊6-10- 0-32/4812.5%33.3%33.3%
川田将雅6- 7- 7-27/4712.8%27.7%42.6%
松山弘平5- 8- 6-55/746.8%17.6%25.7%
北村友一5- 2- 5-32/4411.4%15.9%27.3%
吉村誠之助5- 2- 4-29/4012.5%17.5%27.5%
西村淳也4- 8- 6-24/429.5%28.6%42.9%
鮫島克駿4- 6- 9-41/606.7%16.7%31.7%
M.デムーロ4- 6- 4-23/3710.8%27.0%37.8%

阪神牝馬Sで勝つための攻略ポイントまとめ

過去データから分かる重要ポイントは以下の通りです。

  • 4歳馬は枠不問・5歳馬は内枠○・6歳馬は外枠○
  • 4歳馬が中心、5歳馬は前走5着以内がやや優勢
  • 斤量増になる馬は苦戦

これらの阪神牝馬Sのデータ・また今年の登録馬の特徴から挙げられる注目馬を紹介します。

ラヴァンダ

point

昨年3着の実績

前走から同斤量(前走東京新聞杯2着)

5歳馬で前走2着

昨年の阪神牝馬Sでは上がり32.7秒の末脚で3着に入り、以降1600~1800mのレースを中心に使われておりスローの上がり勝負に強いのが特徴です。上位人気3頭が斤量増で57kgと不安がある中、こちらは56kgですがこの斤量で東京新聞杯でも2着に入っているのでそれほど問題ないかと思われます。5歳馬で前走2着と前走内容も良く、今年も3着以内の可能性は十分考えられます。

アスコリピチェーノ

point

マイルGⅠ2勝を含め国内では安定

4歳馬2頭に比べ重い斤量を背負った経験

血統・騎手からは好位抜け出しの競馬が理想

ヴィクトリアマイル・阪神JFで1着の実績を持ち国内では(6-2-0-1)という成績。エンブロイダリー・カムニャックと比べて斤量を背負った経験があり、またマイル以下しか使われていない中で成績が安定しているのは強調できるポイントです。ルメール騎手は差しで結果を残していますが、ダイワメジャー産駒という血統・坂井騎手への乗り替わりを考慮すると好位から早く踏んでいくような形が理想です。

エンブロイダリー

point

今回57kg(これまでは55kgのみ)を背負うのは不安要素

末脚のキレで勝負するタイプではないのでスローになると斤量分不利

次走ヴィクトリアマイルがベスト(コース替わり初週の高速馬場)

昨年の桜花賞・秋華賞優勝馬で今回57kgを背負うのが大きな課題です。血統面は母父クロフネなど高速の東京マイルがベストなのでヴィクトリアマイルは最高の舞台ですが、スローの上がり勝負だった新馬戦を落とすなど末脚で他馬に差をつけるタイプではないので馬群が固まると危ういかもしれません。

※本記事は過去データをもとにした分析であり、的中を保証するものではありません。
馬券購入は自己責任でお楽しみください。

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