皐月賞 傾向と過去データ

皐月賞 傾向と過去データ

皐月賞(GⅠ)は2026年4月19日(日)に中山競馬場・芝2000mで行われます。この記事では過去10年のデータをもとに

  • どんな馬が好走しやすいのか
  • 狙うべきタイプ
  • 馬券にどう活かすか

を初心者の方にも分かりやすく解説します。

皐月賞 開催情報

開催日 2026年4月19日(日)
格付け GⅠ
競馬場 中山競馬場
距離 芝2000m
出走条件 3歳
負担重量 馬齢(57kg、牝馬2kg減)
1着賞金 2億円

過去データ(10年)

皐月賞は牡馬クラシック競走の第一弾として行われており、日本ダービーの好走馬も皐月賞の上位組が大半を占めています。

  • ミュージアムマイル(2025年1着) → 2025年有馬記念1着
  • クロワデュノール(2025年2着) → 2025年日本ダービー1着
  • マスカレードボール(2025年3着) → 2025年天皇賞・秋1着
  • ジャンタルマンタル(2024年3着) → 2025年NHKマイルC1着

昨年は1着ミュージアムマイルが有馬記念を、2着クロワデュノールが日本ダービーを、3着マスカレードボールが天皇賞・秋を制すなど非常にレベルが高い1戦になりました。

後のマイラー・ステイヤーでも好走しているのが特徴で、2024年のジャンタルマンタルはその後マイルGⅠを3勝。2021年2着のタイトルホルダーは菊花賞や天皇賞・春を制覇。2022年2~3着のイクイノックス・ドウデュースは年度代表馬に選出されるなど今後の日本競馬の主役を担う馬を輩出しています。

皐月賞 注目データ

良馬場なら外枠・道悪なら内枠の優勝が続いている

枠順
着度数
勝率
連対率
複勝率
1枠 2-0-0-18 10.0% 10.0% 10.0%
2枠 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0%
3枠 0-0-1-19 0.0% 0.0% 5.0%
4枠 2-3-2-13 10.0% 25.0% 35.0%
5枠 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0%
6枠 3-1-2-14 15.0% 20.0% 30.0%
7枠 2-3-0-23 7.1% 17.9% 17.9%
8枠 1-1-1-24 3.7% 7.4% 11.1%

2020年前後は稍重で行われる年も多く時計もかかっていましたが、2024年のジャスティンミラノは1.57.1。そして昨年のミュージアムマイルは1.57.0とここ2年は高速決着でした。また昨年はCコース替わりの週に行われており、今年も昨年と同じくCコースで開催されるので好天なら時計の速い決着が予想されます。そして皐月賞は馬場状態で枠の傾向がガラっと変わります。

良馬場の皐月賞

  • 1~4枠(0-3-3-42)
  • 5~8枠(6-3-3-47)

道悪の皐月賞

  • 1~4枠(4-1-2-25)
  • 5~8枠(0-3-2-31)

過去10年では良馬場で行われた皐月賞は外寄りの枠に入った馬が優勝しており、道悪で行われた皐月賞では内寄りの枠に入った馬が優勝しています

さらに優勝馬を掘り下げると良馬場で優勝したのはディーマジェスティ(共同通信杯)、ジャスティンミラノ(共同通信杯)、ジオグリフ(共同通信杯2着)、アルアイン(毎日杯)、サートゥルナーリア(萩S)、ミュージアムマイル(朝日杯2着)と1800m以下での実績があった馬。

道悪の皐月賞での優勝馬はエポカドーロ(あすなろ賞)、エフフォーリア(百日草特別)、コントレイル(ホープフルS)、ソールオリエンス(京成杯)といずれも2000mでの1着実績がある馬でした。エフフォーリアやコントレイルは東京芝1800mの重賞を勝っているのでこのようなタイプは馬場状態不問ですが、当日の馬場状態と距離実績には注目です。

1600~1800m(重賞連対・オープン特別1着)

  • アスクイキゴミ(チャーチルダウンズC1着)
  • アスクエジンバラ(スプリングS2着)
  • アドマイヤクワッズ(デイリー杯2歳S1着)
  • アルトラムス(毎日杯1着)
  • カヴァレリッツォ(朝日杯FS1着)
  • サウンドムーブ(シンザン記念2着)
  • ゾロアストロ(きさらぎ賞1着)
  • パントルナイーフ(東スポ杯2歳S1着)
  • リアライズシリウス(共同通信杯1着)
馬券への活かし方

今週は水曜・木曜が雨になる可能性はありますが、金曜からは晴れ予報なので良馬場想定でピックアップしています。上位人気馬ならカヴァレリッツォ、リアライズシリウス、パントルナイーフ。中穴ならアスクエジンバラ、アルトラムスあたりが挙げられるので、良馬場ならこの中で外寄りの枠に入った馬が1着候補。

また今年はコントレイル、クロワデュノール、ドウデュースのような2000mと1800m以下の重賞を連対しているという馬はおらず、惜しいのはホープフルS1着・共同通信杯3着のロブチェン。グリーンエナジー、バステール、マテンロウゲイル、フォルテアンジェロは1800m以下での実績に欠けるので道悪か馬場が荒れている方が買い目に入れやすくなります。

前走が重賞で0.1秒差以上つけて勝っている馬が中心

着差
着度数
勝率
連対率
複勝率
0.6秒差~ 0-0-1-2 0.0% 0.0% 50.0%
0.3~0.5秒差 2-4-0-5 18.2% 54.5% 54.5%
0.1~0.2秒差 5-3-5-15 17.9% 28.6% 46.4%
0.0秒差 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
2着以下 3-1-4-71 3.8% 5.1% 10.2%

GⅠのホープフルSや朝日杯FS、トライアルの弥生賞・スプリングS、間隔を空けられる京成杯・共同通信杯と牝馬に比べローテは多岐に渡ります。過去10年では共同通信杯が4勝・ホープフルSが2勝。弥生賞・スプリングS・京成杯・毎日杯が1勝ずつを挙げていますが、前走が重賞・かつ0.1秒差以上で勝っている馬が中心です。

また前走2着以下で優勝した3頭はエポカドーロ(あすなろ賞0.6秒差)、ジオグリフ(札幌2歳S0.7秒差)、ミュージアムマイル(黄菊賞0.5秒差)と1勝クラス以上レースで0.5秒差以上をつけて勝った経験がありました。

前走重賞を0.1秒差以上で1着

  • アスクイキゴミ(チャーチルダウンズC)
  • アルトラムス(毎日杯)
  • カヴァレリッツォ(朝日杯FS)
  • バステール(弥生賞)

前走重賞で2着以下・1勝クラス以上で0.5秒差以上で1着経験

  • サノノグレーター(葉牡丹賞)
  • リアライズシリウス(新潟2歳S)
馬券への活かし方

人気どころではカヴァレリッツォ、バステールが前走重賞を0.1秒差以上で勝っています。カヴァレリッツォは前走が朝日杯FSですが、前走1600mはサリオスやペルシアンナイトと2着はあっても1着になったことはないのが不安要素。バステールは1800m実績に欠けるのが気になりますが、クロワデュノールやソールオリエンス、イクイノックスと産駒が皐月賞で好成績を挙げているキタサンブラック産駒です。

前走4角位置が2~5番手だった馬が大半

前走4角
着度数
勝率
連対率
複勝率
1番手 0-2-0-24 0.0% 7.7% 7.7%
2~5番手 9-5-9-72 9.5% 14.7% 24.2%
6番手以下 1-3-1-49 1.9% 7.4% 9.3%

年によって馬場状態やペースは異なりますが、好走馬の大半が前走4角2~5番手という傾向は変わりません。2023年からは3年連続で前走4角2~5番手だった馬が1~3着を占めました。唯一前走4角6番手以下で優勝したのは過去10年では最も古い2016年のディーマジェスティ。前走は共同通信杯で4角7番手から優勝しています。

前走レース別に見るとやはり共同通信杯・ホープフルS組が安定しており、前走がこの2レースのどちらかで4角2~5番手だった馬は(5-1-4-8)で複勝率は50%台。

前走重賞で4角2~5番手だった馬

  • アスクイキゴミ
  • アドマイヤクワッズ
  • アルトラムス
  • ゾロアストロ
  • パントルナイーフ
  • フォルテアンジェロ(ホープフルS)
  • ライヒスアドラー
  • リアライズシリウス(共同通信杯)
  • ロブチェン(共同通信杯)
馬券への活かし方

カヴァレリッツォ(朝日杯4角8番手)、グリーンエナジー(京成杯4角10番手)、バステール(弥生賞4角8番手)がこのデータからは割引きになりました。前走レースも含めるとリアライズシリウス、ロブチェン、フォルテアンジェロが残り、良馬場ならリアライズシリウスかロブチェンが有力です。

中山芝2000m コースデータ

枠順成績

枠順着別度数勝率連対率複勝率
1枠22- 20- 16-184/2429.1%17.4%24.0%
2枠25- 10- 22-198/2559.8%13.7%22.4%
3枠15- 19- 23-209/2665.6%12.8%21.4%
4枠17- 19- 24-215/2756.2%13.1%21.8%
5枠18- 27- 14-220/2796.5%16.1%21.1%
6枠23- 18- 23-228/2927.9%14.0%21.9%
7枠20- 30- 25-273/3485.7%14.4%21.6%
8枠22- 19- 15-324/3805.8%10.8%14.7%

種牡馬成績

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率
キタサンブラック14- 7- 3- 44/ 6820.6%30.9%35.3%
エピファネイア10- 11- 13- 83/1178.5%17.9%29.1%
レイデオロ10- 5- 8- 61/ 8411.9%17.9%27.4%
キズナ9- 8- 7- 67/ 919.9%18.7%26.4%
シルバーステート7- 6- 2- 53/ 6810.3%19.1%22.1%
ゴールドシップ6- 15- 7-132/1603.8%13.1%17.5%
モーリス6- 3- 4- 44/ 5710.5%15.8%22.8%
ハービンジャー6- 2- 8- 50/ 669.1%12.1%24.2%
ドゥラメンテ5- 10- 15- 57/ 875.7%17.2%34.5%
サトノダイヤモンド5- 6- 2- 46/ 598.5%18.6%22.0%

母父成績

母父馬着別度数勝率連対率複勝率
ディープインパクト14- 11- 17-127/1698.3%14.8%24.9%
キングカメハメハ11- 6- 9- 86/1129.8%15.2%23.2%
ダイワメジャー6- 5- 6- 39/ 5610.7%19.6%30.4%
ハービンジャー6- 4- 3- 43/ 5610.7%17.9%23.2%
マンハッタンカフェ6- 1- 2- 49/ 5810.3%12.1%15.5%
スペシャルウィーク5- 3- 1- 28/ 3713.5%21.6%24.3%
エンパイアメーカー4- 4- 2- 14/ 2416.7%33.3%41.7%
ルーラーシップ3- 6- 1- 24/ 348.8%26.5%29.4%
クロフネ3- 5- 1- 32/ 417.3%19.5%22.0%
ハーツクライ3- 3- 4- 50/ 605.0%10.0%16.7%

騎手成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率
戸崎圭太19- 14- 8- 67/10817.6%30.6%38.0%
横山武史17- 9- 10- 61/ 9717.5%26.8%37.1%
ルメール17- 7- 12- 29/ 6526.2%36.9%55.4%
津村明秀13- 7- 6- 60/ 8615.1%23.3%30.2%
石川裕紀人8- 6- 7- 52/ 7311.0%19.2%28.8%
三浦皇成6- 4- 10- 53/ 738.2%13.7%27.4%
田辺裕信5- 8- 7- 44/ 647.8%20.3%31.3%
菅原明良5- 7- 7- 78/ 975.2%12.4%19.6%
モレイラ5- 5- 2- 0/ 1241.7%83.3%100.0%
佐々木大輔5- 2- 6- 50/ 637.9%11.1%20.6%

皐月賞で勝つための攻略ポイントまとめ

過去データから分かる重要ポイントは以下の通りです。

  • 良馬場なら外枠・道悪なら内枠からの優勝が多い
  • 良馬場なら1800m以下・道悪なら2000mでの実績を重視
  • 前走重賞を0.1秒差で優勝、または1勝クラス以上で0.5秒差以上つけた実績が欲しい
  • 前走4角2~5番手が好走馬の大半

これらの皐月賞のデータ・また今年の登録馬の特徴から挙げられる注目馬を紹介します。

リアライズシリウス

point

重要ローテの共同通信杯で好位から1着

右回りが懸念もメンバー構成からは前で気分よく行けそう

津村騎手は今年中山で重賞3勝

近年最も皐月賞に繋がりやすい共同通信杯では4角2番手の位置取りから優勝。タイム差無しの1着でしたが過去に新潟2歳Sで0.7秒差をつけたこともあり、ローテ的に間隔もベストなのでそこまで気にする必要はありません。朝日杯では4角での動きが悪く右回りでどうか?という懸念はありますが、今年は積極的に逃げる馬がいないので馬群に入れずに気分よく行ければ面白そうで、津村騎手は今年中山で既に重賞3勝を挙げています。

ロブチェン

point

同コースのホープフルS優勝の実績

共同通信杯はダービーに向けての試走という面も強く内容は問題なし

1800mで速い時計に対応できたことは皐月賞に向けてプラス

キャリア1戦で臨んだホープフルSで見事優勝。共同通信杯では優勝馬にタイム差無しの3着でしたが、賞金は足りておりここは東京経験や末脚を確かめる意味合いが強いレースだったので内容としては問題ありません。今年は1800m・2000m両方の重賞で連対している馬はおらず混戦模様ですがその中ではどちらの距離でも走れており、前走で1.45.5と時計的な実績を残せたことは皐月賞に向けてプラスになります。

アルトラムス

point

ローテ的には間隔が詰まるのはマイナス

前走重賞を0.1秒差で勝利、前走内容は問題なし

良馬場なら高速決着が想定されるが、持ち時計(1800m)は1位

前哨戦の中では最も遅く行われる毎日杯からのローテで、このローテで優勝したのは2017年のアルアインが最後です。ただ内容や時計はインパクトがあり、前走重賞を0.1秒差で勝つという好走データに当てはまります。勝ち時計1.45.1は登録馬の中では1位で、先週の桜花賞も持ち時計のあった3頭が上位を占めていました。良馬場なら速い時計が予想されるので、時計的な裏付けがあるこの馬は馬券には組み込んでおきたいです。

※本記事は過去データをもとにした分析であり、的中を保証するものではありません。
馬券購入は自己責任でお楽しみください。

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