ヴィクトリアマイル 傾向と過去データ

ヴィクトリアマイル 傾向と過去データ

ヴィクトリアマイル(GⅠ)は2026年5月17日(日)に東京競馬場・芝1600mで行われます。この記事では過去10年のデータをもとに

  • どんな馬が好走しやすいのか
  • 狙うべきタイプ
  • 馬券にどう活かすか

を初心者の方にも分かりやすく解説します。

ヴィクトリアマイル 開催情報

開催日 2026年5月17日(日)
格付け GⅠ
競馬場 東京競馬場
距離 芝1600m
出走条件 4歳以上牝馬
負担重量 定量(56kg)
1着賞金 1億5000万円

過去データ(10年)

ヴィクトリアマイルは秋のエリザベス女王杯と並び、古馬が出走できる牝馬限定のGⅠ競走です。Bコース替わりで芝の状態も良いことから時計が出やすく、2019年のノームコアは1.30.5のレコードで優勝しています。

  • アスコリピチェーノ(2025年1着) ← 2023年阪神JF1着、2024年桜花賞2着
  • ソダシ(2022年1着) ←2020年阪神JF1着、2021年桜花賞1着
  • グランアレグリア(2021年1着) ← 2019年桜花賞1着
  • アーモンドアイ(2020年1着) ← 2018年桜花賞1着

牝馬限定のGⅠということもあり、阪神JFや桜花賞とクラシックロードで結果を残している馬は好走率が高いのが特徴です。他にも2024年のテンハッピーローズは2歳時にアルテミスS3着、2023年のソングラインは3歳時にNHKマイルCで2着とここ数年は2~3歳時から重賞で好走している馬が中心で、古馬になってから頭角を現してきたタイプはあまり馬券に絡んでいません。

ヴィクトリアマイル 注目データ

内枠(馬番4~6番)の優勝が多く、外枠は1番人気馬なら頭でも

枠順
着度数
勝率
連対率
複勝率
1枠 0-0-2-17 0.0% 0.0% 10.5%
2枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
3枠 4-0-1-14 21.1% 21.1% 26.3%
4枠 0-1-2-16 0.0% 5.3% 15.8%
5枠 1-3-0-15 5.3% 21.1% 21.1%
6枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
7枠 1-0-1-25 3.7% 3.7% 7.4%
8枠 1-4-1-22 3.6% 17.9% 21.4%

前週NHKマイルCはAコース・ヴィクトリアマイルの週からBコースに替わります。NHKマイルCでは8枠のロデオドライブ・アスクイキゴミが1~2着に入ったように外枠有利なレースで内側の芝は痛みがある状態ですが、Bコース替わりになることでヴィクトリアマイルは一転内枠有利なレースになることが多いのが特徴です

馬番では4番・5番・6番が2勝ずつを挙げています。2桁馬番で優勝したのはアーモンドアイ、アスコリピチェーノ(1番人気馬)、ストレイトガール(前年優勝馬)。特に7~8枠×6番人気以下は(1-0-0-44)で優勝したのはストレイトガールなので、外枠の人気薄は基本的には消しです。

馬券への活かし方

今年は昨年の桜花賞馬エンブロイダリーが恐らく1番人気に支持されると思われます。1番人気馬は(3-2-2-3)と成績が良いので、エンブロイダリーは枠順問わず軸向きと言えそうですが、上に挙げたうちアスコリピチェーノ・ストレイトガールは差し・追い込みでの優勝。エンブロイダリーは前に行くタイプなので、外枠よりは真ん中から内寄りの方がロスなく運べると思われます。

息の入らない流れになりやすく、差し馬優勢

脚質
着度数
勝率
連対率
複勝率
逃げ 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
先行 2-3-3-32 5.0% 12.5% 20.0%
差し 7-6-5-59 9.1% 16.9% 23.4%
追込 1-1-2-40 2.3% 4.5% 9.1%

天候に恵まれやすい時期・Bコース替わり週ということで時計が出やすく、道中は11.5秒前後のラップを刻み大きく緩む所が少ないレースです。そのため前で競馬をして残っているのはほぼ人気馬。ソダシやレシステンシア、アーモンドアイなどマイルGⅠ実績がある馬は先行馬でも問題ありません。

逆に昨年3着のシランケド(4角17番手)、2024年のテンハッピーローズ(4角8番手)など人気薄は差し馬が最も好走数が多くなっています。ただし6番人気以下×前走4角10番手以下は(1-0-0-26)と成績が悪く、前走3~8番手くらいだった馬が穴候補。特に阪神牝馬Sを使ってきた馬に注目です。

想定6番人気以下×前走4角2番手以内or10番手以下

  • パラディレーヌ
  • アイサンサン
  • ケリフレッドアスク
  • ボンドガール
  • ドロップオブライト
  • サフィラ
馬券への活かし方

6番人気以下×前走阪神牝馬Sで4角3~9番手だとカナテープ、ラヴァンダ、カピリナが当てはまります。カナテープは昨年の関屋記念を1.31.0と速い時計で優勝。ラヴァンダは東京新聞杯2着・アイルランドT優勝と東京での実績があるので相手・3連系なら3列目ならアリ。

またマイルの持ち時計ではカナテープ・ボンドガールが1.31.0で1位・ドロップオブライトが1.31.4、エンブロイダリー・カムニャックが1.31.6と続きます。

父サンデーサイレンス系・ノーザンダンサー系が優勢

父系
着度数
勝率
連対率
複勝率
サンデーサイレンス系 6-8-6-94 5.3% 12.3% 17.5%
ノーザンダンサー系 2-2-2-12 11.1% 22.2% 33.3%
ミスタープロスペクター系 1-0-2-24 3.7% 3.7% 11.1%
ロベルト系 1-0-0-8 12.5% 12.5% 12.5%
その他系統 3

サンデーサイレンス系、ノーザンダンサー系が中心ですが、ミスプロ系はヴィクトリアマイルは苦手としています。優勝したのは2020年のアーモンドアイ、3着は2023年のスターズオンアース・2024年のマスクトディーヴァでこの3頭は1番人気に支持されていました。1番人気で勝ったのはアーモンドアイだけなので、ミスプロ系は1番人気でなければ軸には向きません

父ミスプロ系

  • カナテープ
  • カピリナ
  • ケリフレッドアスク
  • チェルビアット
  • ニシノティアモ
馬券への活かし方

牝馬ながら昨年の福島記念を勝ったニシノティアモ、昨年のNHKマイルCで3着に入ったチェルビアット、マイルの持ち時計1位のカナテープと面白そうな馬もいますが、まず1番人気に支持されることはないので上に挙げた5頭はデータからは消しです。

東京芝1600m コースデータ

枠順成績

枠順着別度数勝率連対率複勝率
1枠29- 29- 16-215/28910.0%20.1%25.6%
2枠17- 26- 22-237/3025.6%14.2%21.5%
3枠19- 27- 24-248/3186.0%14.5%22.0%
4枠28- 17- 28-269/3428.2%13.2%21.3%
5枠29- 22- 29-283/3638.0%14.0%22.0%
6枠24- 40- 22-289/3756.4%17.1%22.9%
7枠35- 18- 38-333/4248.3%12.5%21.5%
8枠32- 34- 35-343/4447.2%14.9%22.7%

種牡馬成績

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率
ロードカナロア17- 20- 17- 86/14012.1%26.4%38.6%
モーリス17- 17- 20- 80/13412.7%25.4%40.3%
エピファネイア17- 11- 19- 91/13812.3%20.3%34.1%
キズナ14- 11- 5- 61/ 9115.4%27.5%33.0%
リアルスティール12- 5- 3- 28/ 4825.0%35.4%41.7%
イスラボニータ9- 6- 7- 51/ 7312.3%20.5%30.1%
ブリックスアンドモルタル8- 5- 6- 40/ 5913.6%22.0%32.2%
ドゥラメンテ8- 5- 5- 52/ 7011.4%18.6%25.7%
ドレフォン7- 6- 2- 24/ 3917.9%33.3%38.5%
スワーヴリチャード6- 6- 2- 33/ 4712.8%25.5%29.8%

母父成績

母父馬着別度数勝率連対率複勝率
ディープインパクト29- 21- 31-166/24711.7%20.2%32.8%
キングカメハメハ13- 13- 11- 89/12610.3%20.6%29.4%
シンボリクリスエス8- 4- 4- 38/ 5414.8%22.2%29.6%
クロフネ7- 5- 2- 42/ 5612.5%21.4%25.0%
ハーツクライ6- 6- 4- 76/ 926.5%13.0%17.4%
ルーラーシップ5- 1- 4- 29/ 3912.8%15.4%25.6%
ダイワメジャー4- 12- 6- 72/ 944.3%17.0%23.4%
ハービンジャー4- 2- 3- 31/ 4010.0%15.0%22.5%
アグネスタキオン4- 2- 2- 36/ 449.1%13.6%18.2%
Frankel4- 2- 0- 13/ 1921.1%31.6%31.6%

騎手成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率
ルメール46- 29- 22- 42/13933.1%54.0%69.8%
戸崎圭太21- 17- 15- 85/13815.2%27.5%38.4%
菅原明良12- 9- 7- 86/11410.5%18.4%24.6%
横山武史11- 11- 14- 83/1199.2%18.5%30.3%
川田将雅10- 5- 2- 21/ 3826.3%39.5%44.7%
津村明秀9- 7- 13- 76/1058.6%15.2%27.6%
田辺裕信9- 5- 13- 48/ 7512.0%18.7%36.0%
三浦皇成8- 12- 3- 77/1008.0%20.0%23.0%
レーン8- 6- 6- 17/ 3721.6%37.8%54.1%
横山和生6- 9- 6- 59/ 807.5%18.8%26.3%

ヴィクトリアマイルで勝つための攻略ポイントまとめ

過去データから分かる重要ポイントは以下の通りです。

  • 内寄りの枠が優勢、外枠は人気馬なら買える
  • 人気馬は脚質不問、人気薄は差し馬狙い
  • 父ミスプロ系は割引き、サンデーサイレンス系かノーザンダンサー系が中心

これらのヴィクトリアマイルのデータ・また今年の登録馬の特徴から挙げられる注目馬を紹介します。

エンブロイダリー

point

昨年の桜花賞優勝馬

ルメール騎手の継続騎乗

逃げ・先行馬が少なく好位を取りやすそう

昨年の桜花賞・秋華賞優勝馬で前走は阪神牝馬Sを逃げ切って優勝。他に人気が想定されるカムニャック・クイーンズウォーク・チェルヴィニアあたりと比較すると桜花賞優勝の実績があることは大きく、ルメール騎手の継続騎乗も鬼に金棒。脚質は逃げ・先行なのでレースの傾向からはやや外れますが、今年は逃げ馬がアイサンサンくらいしかおらず前に行く馬が少ないので競馬はしやすいと思われます。

チェルヴィニア

point

近走不振も1600~1800mではまずまずの内容

父ノーザンダンサー系はヴィクトリアマイルで狙える血統

レーン騎手への乗り替わり

一昨年の秋華賞を勝ってからは勝ち切れないレースが続きますが、昨年のしらさぎSでは57kgを背負い2着。前走中山記念はスタート後接触し後方からになり直線もスムーズには行きませんでしたが5着まで追い込んでいます。父がノーザンダンサー系のハービンジャーでもあり血統的には問題なく、今回はレーン騎手への乗り替わりになります。前週は同世代のステレンボッシュが久々の好走を見せており、こちらも復活が望まれます。

クイーンズウォーク

point

昨年のヴィクトリアマイル2着馬

クイーンCでも優勝しており東京適性○

西村淳騎手への乗り替わりは割引き

昨年のヴィクトリアマイルでは後方から追い込むもアスコリピチェーノに敗れ2着。またクイーンCでも大外13番枠から優勝しており東京マイルは相性が良いコースです。前走金鯱賞からのローテは昨年と同じですが、今回は川田騎手がカムニャックに騎乗するため西村淳騎手への乗り替わりになります。乗り替わり自体はマイナスですが、リピーターが多いレースでもあり悲願達成に期待がかかります。

※本記事は過去データをもとにした分析であり、的中を保証するものではありません。
馬券購入は自己責任でお楽しみください。

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